R4最優秀賞・金賞

001_富岡小学校 6年 朝の会・帰りの会での活用
朝の会・帰りの会での活用実践です。毎日行っているスピーチの時間をプレゼンテーションの時間にしました。写真を一枚使って話をするだけでも伝えたいことが明確になり、聞き手の関心も高まります。
 始めは「無人島に持って行くなら?」というテーマでプレゼンをしました。答えのない質問にすることで自由度が増し、聞き手も友達の考えにより興味が湧くようにしました。誰もが考えやすいテーマを3回ほど行った後は「気になるニュース」や「好きな○○」など自分の関心が高いことを発表するテーマを増やしました。
 スピーチではすることがなかった「ジェスチャー」や「問いかけ」などを子どもたちは進んで行うようになりました。
 資料作りは休み時間や授業の隙間時間を活用して行っています。 アニメーションの使い方や資料の見せ方などは友達で教え合ったり、友達の発表を真似したりと回数を重ねるごとに上手な資料作りができるようになってきました。
 これからも毎日続けられる活用法を見つけ、取り組んでいきます。
003_撫養小学校 6年 外国語 Teamsを活用した学校間交流学習
 本実践では、鳴門市の4小学校の第6学年において、教師用タブレットを使用し、「マイクロソフトTeams」で学校間のチームを作成した。そして、各校の外国語科の制作物などを「投稿」の機能を用いて共有し、感想やアドバイスを伝え合う活動を設定した。成果として、児童は他学級の制作物を見るだけでも、自分と比べたり関連を考えたりすることにつながり、学習内容を掘り下げ、自分たちの活動を振り返る、見つめ直すことになることが分かった。
004_南小松島小学校 5年 体育 児童の思考・判断等を視覚化するGIGA 端末活用:体育編
 体育の授業において,児童は様々な運動や活動をしています。しかし,個々の児童が「その時」「その場所」で何を考えたり,工夫したりしながら学習に取り組んでいるのか,体育の時間は特に把握することが難しいと感じる場面が,多くありました。個々の児童に適した指導や支援を行うためには,教師はできるだけ児童の思考や判断を把握する必要があります。そこで,1人1台端末を活用することにより,従来の学習より少しでも,より個別最適な学習展開になる手立てを考え,実践してみました。
005_応神中学校 文化祭の動画を家庭に配信!
 応神中学校の文化祭「応中アートストリート表現の部」が10月21日(金)に開催された。今年度も新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、保護者には一部だけの参観とさせていただいていた。子どもたちの活動の様子をもっと見たいとの保護者からの要望もあり、後日、タブレットに期間限定で配信し、ご家庭で視聴していただいた。保護者はもちろん、生徒も自分たちが発表した動画を繰り返し見ることができ、大変喜んでいた。また、保護者は、体育館の後方から見るよりも、動画で子どもの表情を、よりアップで見ることができ、満足している様子であった。
006_鳴門市第二中学校 3年 技術・家庭(技術) 小玉スイカ栽培記録
3年生の技術科で授業を行った。小玉スイカの栽培では,苗の植え付けを4月下旬に行い,7月上旬に収穫を行う。プランター栽培のため,管理が容易であり,果実は地面に横たわることなく鳥害等の影響を受けることも少なく,比較的簡単に収穫まで行うことができる。タブレット端末を使い,記録写真や動画を残しておくことで,栽培管理技術の振り返りや病害虫の被害等の問題解決に向けた取り組みが期待できる。また,限られた授業時数の中で,管理作業のタイミングが合わないことがあるので,日ごろから端末が手元にあると,授業を欠席した時も,休み時間や放課後の時間を使って撮影が可能である。学習意欲の持続にもつながった。今後もデジタルポートフォリオ等に活用していきたいと考えている。
008_徳島県立鳴門高等学校 1年数学Ⅰ さあ進めよう,テキストマイニング~生徒の記述から授業改善!~
数学の授業における生徒の振り返りの記述をテキストマイニングという手法を用いて分析し,生徒の学びの状況や課題を把握することができた。また,把握した課題を授業改善に活かしていくことにより,生徒のニーズに合った学習課題を設定し,MetaMoJi ClassRoomやGeogebraなどのアプリケーションを用いながら思考することで,より深い学びの促進につながった。将来においてテキストマイニングは,生徒の記述を基に,主体的に学習に取り組む態度の数値的評価に活用できると考えるので,引き続き研究を行っていきたい。
009_ひのみね支援学校 誰ひとり置いていかない実践
本校では,子どもたちの学びを保障するために,以前よりICTを利活用した取り組みを進めてきた。GIGAスクール構想の推進により,さらに前進した教育活動が可能になってきている。障がいのある児童生徒にとって,機器を一律に用いても有効とはいえない。家庭通学生,病棟通学生,病棟訪問生,在宅訪問生,それぞれの子どもたちにとって個別最適化され,主体的に学べるように工夫した取り組みを行っている。また離れていても,授業等学びの場を共有し,対話的な学びへとつながる場を作ることも重要である。この両軸の一体化が「深い学び」へとつながる。日々の教育活動の中で,授業や教材作りに工夫を凝らす教員もまた,「1人ができる,がんばる」のではなく,「みんなができる,学びあう」という意識が高まっていると感じる。これからも,「誰ひとり置いていかない」よう,子どもたちに寄り添い,学校一丸となって取り組んでいきたい。
010_みなと高等学園 1~3年 情報等 教育版マインクラフトを活用した教育実践 
本校では,Microsoft社の教育版マインクラフトを活用し,学校間デジタル交流を行う場所の提供を目的として校舎の再現に協働して取り組んでいる。
作業開始時に自分たちで話し合ってきめて作業ルールを確認したり,タブレットにルールを撮影し、目に付くところに掲示しておく,作業前にミーティングの時間を設定し,自分たちで取り組む内容や役割や作業場所の確認をしてもらうなどの工夫を行っている。
教育版マインクラフトを活用することにより,テクノロジーの基礎を学びながら,創造性の刺激され生徒が主体的に学ぶ姿が頻繁に見受けられるようになった。また,マルチプレイを通じて自分たちでルールメイキングを行え,協力プレイを通じてコミュニケーション能力が育まれている様子が見受けられるようになった。